ロングバー

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  • 住所
    #02-01, Raffles Arcade
    328 North Bridge Road
    シンガポール 188719
    (North Bridge Road入り口よりお越しください)
ラッフルズを象徴するシンガポール スリングが生まれた歴史あるロング バー。有名なカウンターは、新しく設けられた装飾の中でもひときわ存在感を放ち、プランテーションをイメージした現代的なモチーフが建築に見事に調和しています。ロング バーは1900年代初頭にはキャズ アレーに位置していました。鉄道と道路の発達に伴い、天然ゴムとパームオイルのプランテーション経営者たちが毎週、週末になるとマラヤからシンガポールにやってきました。これは当時、「プランターのランデブー」と呼ばれていました。当店はフォーマルなバーではなく、ブラスバサ ロードに向かってテーブルが横一列に並べられ、男性客が通りを行き交う女性を眺めるのに絶好のスポットとなっていました。

2階建てのロング バーの素朴な内装は、1920年代のマレー人の暮らしに着想を得たデザイン。深みのある鮮やかな色彩と豊かな緑が、お客様を南国のプランテーションの彼方へといざないます。リラックスした雰囲気の店内に似つかわしく、テーブルやバーカウンターで召し上がったピーナッツの殻は床へ落としていただくのがロング バー流。おそらくシンガポールで唯一、ポイ捨てが推奨される場所です。

国を代表するカクテルとして広く認知されているシンガポール スリングは、1915年に、ラッフルズのバーテンダー嚴崇文(Ngiam Tong Boon)によって生み出されました。ジンベースのカクテル、シンガポール スリングにはパイナップルジュースやライムジュース、キュラソー、ベネディクティンなども使われます。ピンクがかった色はグレナデンシロップとチェリーリキュールによるもの。バーテンダー嚴崇文は、意図的にこのバラ色を選んだのです。

20世紀初頭、植民地シンガポールにおいて、ラッフルズはコミュニティの人々が集う場所であり、ロング バーは社交場となっていました。そこでは、紳士たちがゆったりとジンやウィスキーのグラスを傾ける姿がよく見られました。ところが残念なことに、女性が人前でお酒を飲むことはエチケット違反と考えられていたため、世間体を気にする女性たちは、フルーツジュースや紅茶を選ぶのが一般的でした。

洞察力にすぐれた嚴崇文は、そこにニッチ市場を見いだし、一見フルーツジュースのようでいて、実はジンやリキュールが入っているカクテルを作ることにしました。聡明なバーテンダーは、そのカクテルをピンクに色付けて女性らしさを出し、無色透明のアルコールを使用することで、社会的に女性に認められているドリンクだと人々に思わせることに成功しました。そんな背景から生まれたシンガポール スリング。瞬く間に大ヒットとなったのは言うまでもありません。

営業時間


日〜木曜日、祝日:午前11:00~午前12:00(ラストオーダー)
金・土曜日および祝日の前日:午前11:00~午前1:00(ラストオーダー)